1. AI 2017-06-07 20:09:24
1―売り手市場でも難しい就職活動
経団連の「採用選考に関する指針」は、2018年の新入社員採用について、広報活動が3月1日から、選考活動は6月1日からとしている。オフィス街では学生のグループが目立つ。ここ数年は人手不足を背景として新卒者の採用は著しい売り手市場で、全体としてみれば求職者を企業の求人が大きく上回っており、企業側は採用に苦心している。とは言っても、就職できればどこでも良いというわけにはいかず、今後の発展が見込まれる上に安定性もあるという企業に人気が集中するので、学生の就職活動が大変であるということに変わりはない。
花形の産業は時代とともに移り変わり、大企業に就職すれば一生安泰だという時代でもなくなっている。思わぬ企業が急成長するかと思えば安泰に見えた企業の経営が傾き、地味な企業が突然脚光を浴びるかと思えば花形産業が一転して構造不況業種と呼ばれるようになったりもする。日本では大企業でも世界の中ではごく普通の企業に過ぎないことも多く、グローバルな競争の中でどの企業にとっても生き残るのは容易なことではない・・・
(続きは下記出典元より)
出典:基礎研REPORT(冊子版)6月号[vol.243]
http://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=55844