1. ゴクウ 2017-08-27 02:23:02
「希望の業界・企業から内定をもらった人の話を聞いて参考にしたい」。これは就活生の誰もが思うことです。もちろん、希望する企業から内定をもらうためには自己分析や面接練習は欠かせません。しかし、内定塾でセミナーを開くと「それ以外のことを教えてほしい」という声が非常に多いものです。そこで今回は就職活動を終えた人が語る「就活で学んだこと」そしてこれから就職活動に臨む後輩に伝えたい「本音」をご紹介します。
【ありのままの自分を受け入れてくる会社は少ないということ】
「就職活動は本当の自分で勝負しろ」。こんな言葉を聞いたことがあると思います。
しかし、私が触れ合ってきた学生の多くは「内定を取るためには多少は会社に合わせることが大切だということを学んだ。素を出して内定を獲得する学生もいるが、そんな人は何かの活動で輝かしい実績を残した人だけ」というような発言をします。
もちろん、“ありのままの自分”を選考で出して内定を企業からいただけることはありがたいことだと思います。しかし、企業へ入社後はお付き合いのある取引先に合わせることや性格が合わない人とうまく付き合っていかなければならない場面が出てきます。そのため企業は新卒というまだ「働いた実績」のない学生に対して「うちの企業でうまくやっていけそうな人かどうか」を見極めているのではないでしょうか。
【コミュニケーション能力が高い=話がうまいではない】
話がうまい、話が面白い、これは大きな武器だと思いますし、一見「コミュニケーション能力が高い」と捉えられると思います。 しかし、学生から「個人面接で自身が一方的に話してしまい、会話が成立せず、落ちてしまったことがある」という話は良く聞きます。私はコミュニケーション能力とは「相手の気持ちを考えて発言すること」「相手の話を良く聞き、質問された際にはその質問の意図を考えて回答すること」だと考えます。
そのため、就職活動でよく聞かれる質問の1つに「学生時代頑張ったことは何ですか」という質問に「学生時代に残した実績」を話しても面接官には響かないものです。事実、ある学生が「実績」に重きを置いて話した面接の通過率が低かったために「自身が頑張った姿勢」を話すようになったところ、大幅に面接の通過率が上がったということです。このように相手のことを考え、相手の欲する回答をすることが必須なのだと思います。
【行きたい企業のインターンシップではなくてもインターンシップには参加すること】
行きたい企業がインターンシップを開催していなかったり、実施しているものの自身が住んでいる地域でインターンシップが開催されず断念したりすることもあるでしょう。しかし、希望するインターンシップが実施されていなくてもインターンシップに参加すること自体がためになるものです。なぜなら「本選考で大きく役に立つ」からです。実際、学生は「ESを書く練習にもなったし、面接のスキルもあげることができた。そしてインターンシップで他企業を学ぶことは本命の企業との比較ができた」と口にします。
本選考で志望する企業から内定を獲得するためにはその企業のみ挑戦したり調べたりするのではなくさまざまな業界や企業の選考にチャレンジし知識を付けることが大切なのかもしれません。
いかがでしたでしょうか。就職活動には絶対的な答えが存在しないため、なかなかよい結果が得られない時にどうしたら良いか分からなくなり、モチベーションが下がる時期もあると思います。その時に、自身の就職活動を振り返るきっかけになり、背中を押してくれるのが経験者の「本音」だと思います。ですので、就職活動に臨む学生は多くの人から情報を入手して、それを参考にし就職活動を進めていただきたいと思います。(「内定塾」講師 谷川成美)
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出典元:産経ニュース
URL:http://www.sankei.com/premium/news/170824/prm1708240005-n1.html
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